Nスペ津波

久々にNすぺみたかも。例のばんだーあちぇとかの大津波ね。最近、デジタル機器が普及して「大津波が史上初めて、映像にとらえられた」とのこと。確かにハンディなビデオ機器が世界各国に出回ってますね。特にぴぴ島なんかのリゾートは旅行客がかなり持ち込んでいたでしょう。そのうちで何となく高台に上って撮影していた人が数人はいたのでしょう…ドイツ人の話は生々しかった。津波ってどんどこ加速するんですね。普通の波は減速して海に戻るところを、逆に加速してくるとは。波が砕けているのが見えた頃にはもう手遅れなんでしょうか。潮が引いた波打ち際にでてしまって津波に飲まれる人々の映像がありましたが、もう足がすくんで一歩も動けなかったのかも…
で、あのあたり(インドシナの西側?)は地震の巣だそうで。今回のマグニチュード9は「100年ほど前に20年おきにそれぞれ活動した断層が、今回はいっぺんに炸裂した」ための発生とか。百年前ですか…(百式がそのころ作られていれば…いやいや)、言い伝えが残ってなかったんでしょうかねぇ。戦争とかで伝承が途絶えた、技術の急激な進歩で伝承が伝わらなかった…のあたりですかねぇ。すると、人災にもなるんでしょうね。「津波システムがない」ってのとも相まって。
惜しむらくは、日本人が巻き込まれたことですな。日本には有益な伝承システム「日本昔話」があったというのに。でも、20年ほど前の放映だから、忘れていた、or物心が付いてなかった、のでしょうか。。。

  1. 昔むか〜し、あるところに信心深い兄ちゃんがおったそうな
  2. ある夜、裏山に行列が連なっているのを見たそうな。
  3. その行列には、村の知り合いの人々がずいぶんいたそうな
  4. 「おや?」と思ったが、それらの行列は山のお地蔵さんに一礼して、天に上っていったそうな
  5. こりゃ、なんかやばいと思って、次の日に用心していたら、海から水が引いたそうな
  6. あまりに水が引いたもんで、魚とかがぴちぴちはねていて、取り放題だったそうな
  7. 村の人々はみんな、魚とかを捕りに水が引いた海に総出で出て行ったそうな
  8. 「やばい」と思っていた兄ちゃんは、一人だけ裏山に登っていったそうな
  9. その際、みんなに「やばいよ、逃げようよ」と声かけていったのに、みんな無視したんだそうな
  10. んで、そこには津波が…生き残ったのは兄ちゃんだけでした、とさ。

こんなのだったかも。うろ覚えですみません。要するに、伝承にて「急に水が引いたら津波がくるよ」というのが古老の間で伝わっていたんでしょう、日本では。(ということは全世界でも、かも)
それを、古老が子供らと会話することがなくなりつつある現在(といっても20年前)、代わりにアニメが子供らに説明してくれていたんですが…役に立った人はいたんでしょうか。役だった人が1人でもいれば、作ったかいがあったといえるのでしょうか…
#そういう、伝承部分だけ抽出して再放送か特別編DVDかやればいいんでは?未来のために(?)。

さて、きょうは「いぬのえいが」よんで号泣しつつ寝るか。